災害支援活動
災害の復興には時間を要することが予測され、被災母子に対しては心身両面の支援が必要です。
日本助産師会では被災地の都道府県助産師会と連携し支援活動を行っています。
災害発生時に参考にしていただきたい情報を掲載いたします。
災害の反応には個人差がありますが、特に妊婦、小さい子どもを持つ母親では、頭痛や不眠、食欲低下などの身体の反応だけでなく、無力になったり感情の起伏が激しくなったりなどの反応が知られています。
しかし、これは「異常な事態の時の正常な反応」なのです。癒しの過程は、皆さんが予想するよりももっと長くかかることを認識しておきましょう。
また、子どもの急性ストレス障害、PTSDなどの反応により、普段以上に育児ストレスが大きくなりやすいです。
子どもは、非常に強い恐怖の体験をした時に、災害そのものの衝撃と生活が変化により、次のような心の反応が起こります。このような反応は「正常な反応」です。数週間でなくなりますが、早くに対処してあげましょう。
[CHECK!]
①
感情が麻痺したようになる。
②
何もする気が起こらなくなる。
③
感情的に高揚する。
④
災害に関連するものを避けようとする。
⑤
災害遊びや悪夢などで災害時の体験を想い起こし不安になる。
⑥
赤ちゃん返りなど退行するようになる。
⑦
災害に関連するものを避けようとする。
⑧
登園しぶり・後追などの分離不安を示す。
【妊婦さんの場合】
①
自分を守るための物品
帽子(あればヘルメット)、軍手、スリッパ、笛、ライト(ラジオ・充電器付きがよい)など
②
健康保持増進のための物品
常用薬、絆創膏、ウェットティシュ、マスク、月経用ナプキン、衣類(下着を含む)、靴下など
③
情報収集のための物品
ラジオ、小銭(特に10円玉)、携帯電話など
④
生活のための物品
ウォータータンク(なければ新品の大きいナイロン袋)、新聞紙、飲料水、非常食(元気の出る物)、栄養補助食品、筆記用具、
母子健康手帳、バンダナ、使い捨てカイロなど
産後の方が持てる重さは5Kgが目安です。
妊婦用に加えて、赤ちゃんための物品を追加します。
【赤ちゃんのための物品】
紙オムツ、お尻拭き、衣類、アルミブランケット、バスタオル・ブランケット(薄手でも良いので複数枚)・おくるみ、 スリングや抱っこ紐・おんぶ紐、市販の離乳食(お湯や温め不要のもの)、赤ちゃん用のおやつなど
みなさまのあたたかいご支援をお願いいたします。
ご支援いただいた支援金は、助産師が支援する際の活動費としても活用させていただきます。
銀行・支店名 | みずほ銀行 浅草橋支店 |
---|---|
口座名義 | 公益社団法人 日本助産師会災害対策基金 |
口座番号 | 普通口座 1096118 |
銀行・支店名 | ゆうちょ銀行 0一九(ゼロイチキュウ)支店 |
---|---|
口座名義 | 公益社団法人 日本助産師会災害対策基金 |
口座番号 | 当座口座 0346267 |
郵便局備え付けの振込用紙ご利用の場合
銀行名:ゆうちょ銀行
00110 - 1 - 346267
領収書が必要な場合には、①振込日、②振込金額、③振込名、④住所について、下記住所宛てに送付いただくか、
問い合わせフォームにてご連絡ください。
【送付先】
〒111-0054 東京都台東区鳥越2丁目12-2