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標準予防策の徹底を
2020 年 9 月
日本助産師会安全対策委員会
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、これまで以上に安心して助産ケアを受けて頂けるよう、感染 対策に取組まれていることと存じます。感染症の脅威と共存しながら生活することが常態化している今 だからこそ、感染対策の基本に立ち返り、感染症を拡大させないための『標準予防策』を徹底してまい りましょう。
本会では、助産師の活動は厚生労働省の掲げる『標準予防策』に従って行われるべきだと 考えております。自分自身の身を守ることはもちろん、母子を感染症の脅威から守るため、分娩介助・ 乳房ケア・新生児ケア等の場面で『標準予防策」を取ることは感染対策の基本です。十分に感染対策が できた環境下で、安心・安全の助産ケアを提供することは、医療者である助産師の重要な責務です。
標準予防策は、汗を除くすべての血液・体液、分泌物、排泄物、創傷のある皮膚・粘膜は伝播しうる感染性微生物を含んでいる可能性があるという原則に基づいて行われる標準的な予防策です。感染が疑われる、または確定しているかどうかに関わらず、医療が提供される場においてすべての患者さんに対して行われるものです。
<標準予防策の主な内容>
1手指衛生(手洗い、手指消毒)2個人防護具(手袋、マスク、ガウン、ゴーグル、フェイスシールドなど)の使用3呼吸器衛生(咳エチケット)
その他にも、周辺環境の整備やリネン類の取り扱い、患者さんに使用した機材・器具・機器の取り扱い、安全な注射手技などが含まれます。
【参考】
『労働者の感染管理』
▼日本看護協会ホームページより
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/safety/infection/index.html
『標準的な感染予防策』
▼厚生労働省ホームページより
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/dl/070508-5_0002.pdf
『安全な訪問活動を継続するために』
▼日本助産師会安全対策委員会より
こちらの資料をご確認ください。